今回は、シンガポール在住4年目の筆者が、シンガポールがつまらない国、すぐに飽きる国だと言われる理由についてお話します。
はじめに
シンガポールは綺麗、安全で楽しい国というイメージをお持ちの日本人の方は少なくないと思います。一方、シンガポールに中長期間滞在した経験のある方は「シンガポールはつまらない国」、「シンガポールでの生活はすぐに飽きる」という人も多いのは紛れもない事実です。
今回は、シンガポールはつまらない、飽きると言われる理由をシンガポール在住歴4年目である筆者が語ります!
シンガポールが合わず、旦那の帰任よりも前に本帰国してしまう駐妻が多い
筆者は仕事上シンガポールにある日系企業の駐在員たちとやりとりをする機会が多く、コロナが始まるまでは週2、3回接待で飲みに行くことも多かったので、駐在員の話に関してはかなり精通しています。
そうした中、駐在員の奥さまたちが「シンガポールはつまらない」「シンガポールではやることがない」「シンガポールはすぐ飽きる」という愚痴を溢して先に帰国してしまったという話をよく聞いてきました。
実際、駐妻だけでなくシンガポールで現地採用で働いている人も、その多くが2〜3年前後で帰国してしまう傾向が高いです。筆者自身も現地採用の立場としてシンガポールで働いている訳ですが、筆者の周りにも「シンガポールはつまらない」「シンガポールは本当にやることないよね」と言っている人たちがたくさんいます。
なぜここまで「シンガポールはつまらない」と言われるのでしょうか?
次の章でその理由を解き明かしていきます。
シンガポールがつまらない国と言われる10の理由
ここでは、シンガポールがつまらない国と言われる理由を10個紹介していきます。
理由1:シンガポールは小さい国
シンガポールの国土は東京23区と同じくらいの大きさで、シンガポールの西から東、南から北に移動する場合、車で1時間もかかりません。シンガポールは1時間でどこにでも行けてしまうので、日本のように飛行機で旅行に出かけるという楽しみがありません。シンガポールが小さい国であることが、シンガポールがつまらないと言われる理由の一つです。
理由2:物価が高い
シンガポール旅行に行ったことがある方はご存知だと思いますが、シンガポールは何かと物価が高いです。レストランでお酒を飲むなら一杯2,000円以上することもよくある話。物価が高いと豪快に遊びたいと思ってもセーブしてしまいますよね?物価が高いことは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由3:コスパが悪い
シンガポールのレストランは、コスパの良くないお店が多いです。支払っている値段の割にあまり美味しくないレストランがかなり多いのです。コスパが悪いことは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由4:歴史が浅い
シンガポールは1965年に誕生した歴史の浅い国家です。世界の多くの国には様々な歴史的背景があり、その背景を紐解くのが楽しみでもある訳ですが、シンガポールには第二次世界大戦後の歴史しかありません(厳密に言えば、そんな簡単な話ではありませんが)。歴史が浅いことは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由5:清潔で安全すぎる
シンガポールは日本より犯罪率が低く、街中はかなり清潔で且つ安全です。そのため日々の生活が予想できてしまいます。生活が予想できるということは変化が少ないということなので、人間は結果として飽きやすくなります。清潔で安全すぎることは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由6:シンガポール人が面白くない
日本人は謙虚なので決してこんなことは言いませんが、欧米人の間では「シンガポール人は世界で一番つまらない」と言われることも少なくありません。その理由は、常にお金の話とディスカウント(割引)の話、仕事の話をしているからです(笑)この話は少し極端だとしても、シンガポール在住の方でシンガポール人は面白くない、つまらないという人はかなり多くいます。シンガポール人が面白くないということは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由7:語学が意外と上達しない
シンガポールで主に話される言語は、主に英語と中国語が入り混じったシングリッシュと呼ばれる言語です。何も知らない日本人の方は、シンガポールに住めば自然と綺麗な英語アクセントが手に入るという幻想を抱いている方も少なくないのですが、街中で耳にするシングリッシュは相当聞き取りにくく、慣れるまでに相当な時間を要します。となると、意外と語学が上達しないのです。語学が意外と上達しないということは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由8:法律が厳しい
これはシンガポールへ旅行に行ったことがない日本人でも知っていることですが、シンガポールにはタバコのポイ捨てに罰金が課されたり、ガムの持ち込み自体が禁止されています。その他、様々な制限があります。法律が厳しいことは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由9:四季がない
シンガポールには四季がありません。服を入れ替える必要もなくなり、色々なセンスが失われていきます。四季がないことは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
理由10:娯楽が少ない
シンガポールは全体的に娯楽施設が少なく遊ぶ場所が限られています。そうした中、宅飲みやハウスパーティーを娯楽とする在星者も多いのですが、他人の家にお邪魔するのが苦手な人からすると苦痛でしかありませんよね?娯楽が少ないことは、シンガポールがつまらない国と言われる理由の一つです。
他にも、シンガポールがつまらないと言われる理由をたくさん挙げることができそうですが、一旦主な10の理由についてお話しました。次の章では、つまらない国と言われるシンガポールでの生活を楽しむための必須条件をお話ししていきます。
つまらない国・シンガポールでの生活を楽しむコツ・方法
ここでは、飽きやすくつまらない国とのレッテルを貼られているシンガポールでの生活を楽しむためのコツ・方法についてお話します。
シンガポール生活を楽しむためのコツ・方法は「(家の中でも楽しめる)趣味を持つこと」です!!「家の中でも」とあえて書いているのは、コロナの流行により外出アクティビティも制限されてしまう可能性があるからです。シンガポールはコロナ対策として非常に厳しい外出制限を行ったため、そこでメンタル的に参ってしまったシンガポール在住の日本人がたくさんいました。
なので、「(家の中でも楽しめる)趣味を持つこと」がシンガポール生活を楽しむためのコツになります!
飽きやすいシンガポール生活を楽しくする趣味の例
前章では、趣味を持つことが大切だというお話をしましたが、ここではシンガポール生活を楽しいものに変える趣味の例をいくつかご紹介します(家の中かどうかは関係なく紹介しています)。
例1:旅行好きになる
シンガポールは海外旅行へ行くにはかなり便利な国です。旅行好きな方はシンガポールでの生活も楽しむことができるでしょう。
例2:ゴルフ好きになる
シンガポールに移住してきた人たちの中で「シンガポールはやることがないからゴルフを始めた」という人が大勢います。実際、ゴルフはシンガポール在住の日本人の間でも大人気です。ゴルフ好きになれれば、シンガポールでの生活を楽しむことができるでしょう。
例3:グルメ好きになる
「シンガポールがつまらない国と言われる理由」の章で、シンガポールのレストランはコスパが悪いという話をしましたが、シンガポールは「食のパラダイス」と言われているほど美味しい料理を楽しむことができるお店も結構あります(しっかり選別は必要です)。グルメ好きな方であれば、コスパは悪いものの美味しいお店を巡るなど、シンガポールでの生活を楽しむことができるでしょう。
例4:ゲーム好きになる
コロナの流行で厳しい外出制限が敷かれる中でNintendo Switch等のゲームを購入した方は多くいました。ゲームが好きになれれば、再び疫病が流行って外出制限が敷かれても心配なしです(笑)ゲーム好きになることができれば、シンガポールでの生活を楽しむことができるでしょう。
例5:料理好きになる
在宅ワークが進むシンガポールでは、料理を始めた方も多くいます。シンガポールでは、日本では手に入らない多種多様な調味料を手に入れることができるので、新たなレシピを開拓する大チャンスでもあります。料理好きになることができれば、シンガポールでの生活を楽しむことができるでしょう。
例6:ヨガ好きになる
ヨガ、ピラティスなどの運動であれば、自宅でも簡単に行うことができます。最初は継続するのが大変かもしれませんが慣れれば楽しくなるはずです。ヨガなどの運動好きになることができれば、シンガポールでの生活を楽しむことができるでしょう。
例7:カリンバなど音楽楽器の演奏を好きになる
カリンバは日本人には馴染みがないかもしれませんが、世界的には意外と人気がある楽器で、誰でも簡単に始めることができます。カリンバに限らず、家でも演奏できる楽器を好きになれれば、シンガポールでの生活を楽しむことができるでしょう。
例8:シェアハウスをはじめる
シェアハウスについては抵抗がある方も少なくないかもしれませんが、シェアハウスは一緒に住む人さえ間違わなければ楽しいものです。家族連れであれば良いのですが、単身でシンガポールに住んでいる人は、シェアハウスを検討してみるのはおすすめです。シェアハウスを始めると、シンガポールでの生活をより楽しむことができるかもしれません。
さいごに
ここまで、シンガポールがつまらない国、すぐに飽きる国だと言われる理由や、シンガポール生活を楽しむ方法についてお話してきましたが、いかがでしたか?
筆者がシンガポールに住んでいるのは、シンガポールでの生活が本当に楽しいと思っているからです!これからも一人でも多くの皆さんに、シンガポールの良さを伝えていきたいと思います。
この記事が少しでも皆さんの役に立っていると幸いです。