今回は、英語のビジネス資料・書類等で使われるTBDが何の略なのか、読み方や意味、使い方を紹介します。また、TBDの関連用語としてTBAやTBCという略語もあるので、合わせて覚えておきましょう。
はじめに~TBDはアイドルグループじゃない~
英語を学ぶ方なら多くの略語に触れる機会があると思いますが、ビジネスで英語を使用する人でないとあまり目にする機会のない英語略語もたくさんあります。今回紹介する「TBD」や「TBA」、「TBC」もその一つで、筆者もビジネス上で企業のFinancial Statement(財務諸表)を見るまでその存在すら知りませんでした。一見、韓流アイドルグループのBTSのようにアイドルグループの名前にも見えてしまいますね(笑)
しかし、「TBD」「TBA」「TBC」は英語のビジネスにおいてとても重要な言葉です。
今回は、そんな「TBD」「TBA」「TBC」の正式な読み方に加えて、意味や使い方について解説していきます。
英語「TBD」は何の略?意味や使い方について
ここでは、まず英語のビジネス文書等でよく使われる「TBD(ティービーディー)」について、意味や読み方・使い方を解説していきます。
英語「TBD」とはTo Be Determinedの略
「TBD」とは、To Be Determinedの略です。Determineという単語自体は、中学校で「決める、決定する」という意味だと習いましたが、To Be Determinedとは、日本語でどういう意味になるのでしょうか?
英語「TBD」の意味
TBD (To Be Determined)は、未定、未決定、未確定という意味です。TBDのニュアンスには、現時点で決まっていないものから、将来的に確定させるべきものを含みます。
英語「TBD」の使い方や例文
TBD (To Be Determined)は具体的にどのようなケースで使われるのか、例文をいくつか挙げてみます。
例文①:New rent is still TBD.
もしあなたが不動産業界で働いていて海外事業に携わることがあるなら、「New Rent is still TBD.」というような文を目にすることが多々あるでしょう。例文の意味としては、「最新の賃料はまだ未定です」となります。
例文②:Contract date is still TBD.
英語文書での契約に関わる機会があるなら、「Contract date is still TBD.」というような文を目にすることがあると思います。例文の意味としては、「契約日はまだ未確定です」となります。
上記では、例文の一部としてTBDを使用していますが、PPT(パワーポイント)などのスライド資料の中で、TBDとポツンと記されていることが実際には多い印象です。
英語「TBA」は何の略?意味や使い方について
次に、「TBD(ティービーディー)」の関連用語で、同じく英語のビジネスシーンで比較的良く使われる「TBA(ティービーエー)」の意味や読み方・使い方を解説していきます。
英語「TBA」とはTo Be Announcedの略
「TBA」とは、To Be Announcedの略です。Announceという単語は「発表する、知らせる」という意味ですが、To Be Announcedとは、どういう意味になるのでしょうか?
英語「TBA」の日本語の意味
TBA (To Be Announced)は、追って通知、後日発表(内容は決まっているけれども、正式に発表されていない)という意味です。
英語「TBA」の使い方や例文
TBA (To Be Announced)は具体的にどのようなケースで使われるのか、例文をいくつか挙げてみます。
例文①:Exhibition, place, date and time : TBA
展示会等の案内文章等の中で「Exhibition, place, date and time : TBA」というような文を目にすることが多々あります。例文の意味としては、「展示会の場所、日程、時間:後日発表」となります。
例文②:Location and Capacities are TBA
イベント等の案内の中で「Location and Capacities are TBA」というような使われ方をします。例文の意味としては、「場所と収容人数は後日発表」となります。
英語「TBC」は何の略?意味や使い方について
最後に、「TBC(ティービーシー)の意味や読み方・使い方を解説していきます。
英語「TBC」とはTo Be Confirmedの略
「TBC」とは、To Be Confirmedの略です。Confirmという単語は「確認する」という意味ですが、To Be Confirmedとはどういう意味になるのでしょうか?
英語「TBC」の意味
TBC (To Be Confirmed)は、確認中という意味です。内容自体は既に決まっているものの最終確認が取れていない状態のことを指します。
英語「TBC」の使い方や例文
TBC (To Be Confirmed)が、具体的にどのようなケースで使うのか例文をいくつか挙げてみます。
例文①:Full details of the timeline is TBC.
ビジネス上で、タイムラインやスケジュールなどをクライアントと確認しているときに「Full details of the timeline is TBC.」というような表現がされることがあります。例文の意味としては、「タイムラインの詳細は確認中です」となります。
例文②:Starting date of work : TBC
企業の募集要項にて「Starting date of work : TBC」というような表現がされることがあります。例文の意味としては、「勤務開始日:確認中」となります。
さいごに
ここまで、英語のビジネス資料・書類等で使われるTBD、TBA、TBCが何の略なのか、読み方や意味、使い方について紹介してきましたがいかがでしたか?
最後に、この記事が少しでも皆さんの役に立っていると幸いです。