今回は、不動産業に携わったり地主になると耳にすることのある赤道(あかみち)という不動産用語について紹介します。
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赤道(あかみち)とは?
不動産流通研究所「R.E.words」の不動産用語集を引用すると、赤道とは以下のように解説されています。
赤道とは、公図上で地番が記載されていない土地(無籍地)の一つで、道路であった土地をいう。
古くから道路として利用された土地のうち、道路法の道路の敷地とされずにそのまま残った土地がこれに該当し、国有地である。公図に赤色で着色されていることから「あかみち」と呼ばれている。
現に、道路でなくその予定もない赤道の払い下げを受けるには、用途廃止等の所定の手続きが必要である。
赤道(あかみち)の由来について
公図は、明治時代に課税することを目的として作成された訳ですが、当時は、課税対象となる民有地が重視されていました。そのため、課税対象とならない公共の道路や水路等は、地番をつけて整理することなく、道路は赤く色を塗るだけに留めていました。このため、公図上で地番が表示されていない道路は赤道(あかみち)と呼ばれるようになったのです。
赤道のまとめ
今回は、不動産用語である赤道(あかみち)について、分かりやすく紹介してきましたが如何でしたか?
赤道とは、公図上で地番が記載されていない土地の一つで、道路であった土地を指す言葉です。