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【海外現地採用が語る】求人豊富でおすすめの海外転職エージェント

今回は、海外転職経験のある筆者が、海外転職時に実際に利用して良かった求人が豊富でおすすめの海外転職エージェントをまとめて紹介します。海外転職のメリットや現地採用・駐在の違いについても触れています。
※初めて日本から海外転職をする、海外転職したい人向けの記事であることをご了承ください。
※記事後半は現在工事中です。

Contents
  1. はじめに
  2. 筆者も海外転職エージェントで実際に働いていた!?
  3. なぜ海外転職をするのか?海外転職希望者に多い7つの理由
  4. 海外転職に成功する人の特徴
  5. 海外転職に失敗する人の特徴
  6. 筆者の海外転職の面接失敗談
  7. 日本から海外転職するまでの全体のフロー・流れ
  8. 日本国内で海外転職活動を始めてから、実際に海外で働き始めるまでにかかる期間や時間
  9. 海外転職までに係る費用について
  10. 意外と知らない転職の裏事情
  11. 駐在員の海外現地採用(海外転職組)に対するマウント問題
  12. 求人が転職エージェントから全然送られて来ない時の対処法
  13. 海外転職において現地ローカルの転職エージェントを使う際の注意点
  14. 海外現地採用がおすすめする海外転職エージェントの選び方と求人が多い転職エージェント
  15. さいごに

はじめに

高齢化が深刻化している日本の未来を危惧している日本人は年々増加傾向にあります。日本はヤバいという論調が活発化する中、海外が好きな方や、英語や中国語といった外国語がある程度できる方は「海外で働いてみたい」「海外転職をしよう」と考えたもあると思います。

そんな方のために、実際に海外転職をし、現在アジアの国で現地採用として働いている筆者が、海外転職の際に利用して良かったと思うおすすめの海外転職エージェントを紹介します。海外で現地採用として働くメリット・デメリットや、駐在員との待遇の違いなどについても記事内で紹介します。

筆者も海外転職エージェントで実際に働いていた!?

筆者は、新卒一社目は日本の金融機関に勤めていましたが、海外転職エージェントを利用し転職活動をしました。当時は、海外転職エージェント(人材紹介会社)に求人を紹介してもらう側の立場で、たくさんの企業との面接をアレンジしてもらったのですが、気付いたら自分が海外転職エージェント側の人間として転職していました!(笑)

そんなことあり得るの!?と思われるかもしれませんが全て本当の話で、以来約3年間海外転職エージェントに勤務していたため、海外転職経験者そして海外転職エージェント両方の知見があります。
その知見を惜しみなく共有していきます。

なぜ海外転職をするのか?海外転職希望者に多い7つの理由

ここでは、海外転職希望者に多い7つの理由を紹介します。海外転職エージェントで働いていた筆者は、数多くのレジュメ(履歴書、職務経歴書、英語CV)を見てきましたので、その中でも特に多かった理由を取り上げます。

理由1:日本の仕事環境が嫌だ

よくある理由の一つが、日本の仕事環境の問題によるものです。企業の労働環境が劣悪で嫌になり、海外転職を希望する人は多いです。ネガティブな理由での転職はマイナス評価になることも少なくないため、普通はこんなことをエージェントの人に言うべきではありませんが、海外転職した後に、「実は、、、」と話してくれる人も少なくありません。

理由2:日本の社会そのものに違和感がある

これもよくある理由の一つですが、日本は協調性を重んじる文化があります。そのため、本当に心から思っている考えを言えないなんてことも少なくなく、「自分は日本に合わないのでは?」と思う人もたくさんいます。日本の社会文化近況に違和感を覚えて海外転職を志す人は多いです。

理由3 :海外旅行や外国文化が好き

幼少期を海外で過ごし良い時間を過ごした経験があったり、学生時代に海外旅行へ行ったり、ドラマなどで海外文化に魅了されて海外が好きになったことなどから、実際に海外で働いてみたいと考える人は多いです。

理由4:グローバルな環境

今のご時世、日本国内においても多国籍企業はたくさんあるので、国内でもグローバルな環境を追求しようと思えばある程度可能ではあると思いますが、それを海外という土俵で実現したいと考える方も少なくありません。様々な国籍の人と海外の土地で働きたいという理由から、海外転職を考える人も多いです。

理由5:好きな国がある

フランス人が好き、ポルトガルの食べ物が好き、スペインの文化が好き、イギリスの建築物が好き、純粋に好きな国に住みたい等、特定の国に思い入れがあり海外転職を考える人も多いです。

理由6:その国でしかできない業務がある

職種によっては日本では決して実現することができないものもあります。例えば、日本に輸入されていないインドネシアのコーヒー豆を開拓するという業務などは遠隔では不可能ですよね。そうしたピンポイントでやりたいことがあるから海外転職を考えるという人も多いです。

理由7:パートナーがその国にいる

パートナーがいる国に移住して働きたいと考える方も一定層います。キャリアというよりは、恋愛が優先で海外転職を考える人もいます。

海外転職に成功する人の特徴

ここでは、多くの海外転職者をサポートしてきた筆者が、海外転職で成功する人の特徴を紹介します。

特徴1:明確な目的意識がある

海外転職者の中には、「こういうことをやりたい」「ここの企業で働き、こんなことを学びたい」というように明確な目標を持った人たちがいます。明確な目的意識がある人は、海外転職に成功する傾向が高いです。

特徴2:誇れるスキルや実績を持っている

海外転職の際に皆さんが企業に売り込むのは、皆さんがこれまでの経験で培ってきたスキルや実績です。普段からコツコツと成果を出している人は、海外の環境でも自ら試行錯誤できる人です。
言い換えると、自分のこれまでの経験に自信を持っているということです。誇れるスキルや実績を持っている人は、海外転職に成功する人が多いです。

特徴3:異文化適応能力が高い

海外で働くとなれば、様々なバックグラウンドを持った人たちと働くことになり、多様な意見を持った人たちと上手くやっていかなければいけません。異文化適応能力に長けている人は、海外転職に成功する人が多いです。

特徴4:堂々と自分を売り込める

特徴2に関連することですが、謙虚さが重視される日本の文化とは異なり、海外では相手の気持ちを思いやる文化はないので、自分で自分を売り込まないといけません。堂々と自分を売り込める人は、海外転職に成功する人が多いです。

海外転職に失敗する人の特徴

前章では海外転職に成功する人の特徴を紹介しましたが、ここでは逆に海外転職に失敗する人の特徴を紹介します。

特徴1:海外転職の動機が曖昧

単純な日本語話者のカスタマーサービスやコールセンターの業務を担当する求人であれば、志望動機がフワッとしていても問題ないのですが、よりレベルの高い企業への海外転職を志す場合は、志望動機がハッキリしていないと1発でアウトです。海外転職の志望動機が曖昧な人は、海外転職に失敗する人が多いです。

特徴2:ジェネラリスト

海外の企業で働く場合、企業側の求人票を見ると業務内容が明確に記載されていることがほとんどです。その場合、ジェネラリストでは要求されているスキルへのアピールが弱くなりがちです。ジェネラリストで特別なスキルを有してない人は、海外転職に失敗する人が多いです。

特徴3:自分に自信がない

海外転職において、自分を売り込むスキルは必須です!そのため、自分に自信のない人は海外転職に失敗する人が多いです。

特徴4:働く国の給与相場を把握していない

海外転職をする際、現在の給与と転職後の給与額に大きく開きがある場合もあります。金額差の大きさによっては、そんな給料じゃ転職できないと思うことも多々あるでしょう。働く国の給与相場を把握していない人は、海外転職に失敗する人が多いです。

特徴5:英語CV(レジュメ)の書き方を理解していない

英語CV(レジュメ)を日本語のような職務履歴書のように書いてしまう人も少なくないのですが、英語CVと日本語の職務履歴書は別物だと考えるようにしましょう。アピールの仕方が異なります。詳しくは別記事を作成予定です。英語CV(レジュメ)の書き方を理解していない人は、海外転職に失敗する人が多いです。

ここでは海外転職が上手くいかない、失敗する人の例を挙げましたが、海外転職に失敗しないためにためには上記で取り上げたような特徴を一つずつ克服していく必要があります。

筆者の海外転職の面接失敗談

次に、筆者が初めての海外転職の際に面接でやらかした失敗談を恥ずかしながらお話しします。人生初の海外(シンガポール)での面接の時の話です。

転職エージェントから、とある半導体メーカーの求人をいただき、レジュメは通過して面接に進みました。面接中も終始和やかに話は進んでいたのですが、現地のhiring managerに「You have so many things to learn. But do you think you can do it ?」と聞かれた時に、「I think I can do it.」と答えたのですが、その答えに対してhiring managerは「Huh ? If you think you can do it, then you cannot do it. You at least should say you believe you can do it. Why do I need to hire someone who is not confident enough?」と厳しく言われ、結局選考にも落ちました。

振り返ってみれば確かにその通りだよなと思ったのですが、当時は「Do you think〜?」と聞かれているから「I think〜.」で返答してしまったのです。これは思わぬ落とし穴でした。「できる自信があります」と答えるのと「できると思います」では、自信の度合いに天と地の差がありますもんね。やらかしたと思った瞬間でした。

日本から海外転職するまでの全体のフロー・流れ

ここでは日本から海外へ転職するまでのフローを紹介します。

フロー1:履歴書、職務履歴、英語CVを用意する

まず日本で転職をする時と同じように最新の履歴書や職務経歴書をまず用意します。その上で、海外転職になると更に英語版の職務経歴書(CV)が必要となります。ただし、これはあくまで海外にある日系企業に応募する際の話であり、日本語を使わない現地企業の求人に応募する場合は英語CVのみで十分です。

フロー2:転職エージェントに登録する

履歴書、職務履歴、英語CVの用意ができたら、次は転職エージェントに登録します。1つのエージェントだけでは案件が偏ってしまう場合があるので、最低3つのエージェントに登録するようにしましょう。筆者が実際に使用したエージェントについては、記事の後半で紹介します。

フロー3:転職エージェントと面談をする

近年、転職エージェント側としては、転職希望者から送られてきたレジュメ(履歴書、職務履歴、英語CV)に目を通した後、紹介できる具体的な求人があれば、初めてオンライン面談をするなんてことも増えてきていますが、かつては求人の有無に関わらず丁寧に面談をしてくれ、マーケットの市況などを教えてくれる転職エージェントも少なくありませんでした。
話は逸れましたが、転職エージェントと面談をすることで、希望するエリアのマーケット状況等を把握しましょう。

フロー4:転職エージェントに求人を紹介してもらう

転職エージェントに提出した履歴書、職務履歴、英語CVを基に、エージェント側が求人を探してくれます。国や地域によっては、求人をなかなか紹介してもらえないことがありますので、その際はLinkedInを活用するようにしましょう。

フロー5:企業に応募する

転職エージェントに紹介してもらった求人の中に関心がある企業があれば、応募の意思をエージェント側に伝えます。そうするとエージェント側が皆さんのレジュメ(履歴書、職務履歴、英語CV)を企業側に送ってくれます。海外転職希望者は想像以上に多いので、少しでも関心がある案件は力試しやダメもとのつもりでも応募してみると良いでしょう。

フロー6:書類選考の結果を待つ

企業がレジュメを精査している間、皆さんは待っているしかありません。基本的に1つの求人に対して複数人の応募者が集まるので、優先順位が高い人から面接に呼ばれます。そもそも論外の人は、お見送りになりましたとの連絡が来るのが一般的ですが、転職エージェントは「企業側から連絡があったらお伝えします」と言ったまま、連絡が来ないケースも多々あります。その場合はその担当者に問題がある訳ですが、2週間程経っても音信不通の場合は、書類選考で落ちたと考えてよいでしょう(事前に1ヶ月ぐらいかかる等と言われた場合は例外です。企業によっては1ヶ月後や2ヶ月後にこんな求人を募集したいというケースもあり、その場合、転職エージェント側は事前に転職希望者に、◯ヶ月後にこんな企業のこんな求人がオープンしますと教えてくれることもあるのです。)

フロー7:面接や最終面接(合計2-7回)

書類選考に通過したら、次はいよいよ面接です。企業にもよりますが、おおよそ2回から7回ぐらい面接を行うのが一般的です。面接での合格率を高める方法については後ほど紹介します。面接の回数については、業界や企業によっても本当にバラバラですが、近年ホットなITやVCといった業界や金融機関はやはり面接の回数が多いです。
※この時、企業によってはケーススタディの課題を出されたりすることもあります。

フロー8:オファーレターの確認及び条件交渉

最終面接に合格したら企業側から(転職エージェントを通して)オファーレターが送られてきますので、内容を確認します。企業によってはNotice Period(通知期間)が異常に長かったり、競合に転職させないようなグレーな内容が記載されている(オファーレターにはなく契約書に記されていることもあるので注意)こともあります。また、コミッションがある営業職の方の場合は、しっかりとコミッションスキームを確認しておきましょう。そして、給与など納得のいかない条件がある場合は、転職エージェントに企業と交渉してもらいます。筆者は1,000通以上のオファーレターに目を通しているので、オファーレターの内容が不利な内容でないか等心配な方は気軽にご相談ください。

フロー9:オファーレターの承諾

オファー内容に問題がなければオファーレターにサインします。ここで一旦一段落です!おめでとうございます!
ただ、ここで気を抜くのはまだ早すぎます。
※この時点で、現職へ退職届を出してという無能な転職エージェントの担当者もいるのですが、まだダメです!

フロー10:現地でのVISAが下りるのを待つ

オファーレターにサインをして浮かれていられないのは、現地でのVISAが発行されるのかという問題があるからです。国によっては、VISAの取得が困難を極めており、オファーレターはもらったのに結局VISAが下りずに転職できなかったというケースもあります。これはコロナ禍以降より顕著なので注意しましょう。VISAの厳格化の背景には、自国民の雇用を守ろうという政策があります。

フロー11:現職へ退職届の提出

現地で働くためのVISAが下りて初めて、現職へ退職届を提出します。その際、契約書に従ったNotice Period(通知期間)を守るようにしましょう。転職者の中にはボーナスをもらったタイミングで辞表を提出しようとする人も多いです。転職先の企業にボーナスがでるまで待って下さいと伝えると、それまで待ってくれる企業もありますし、ボーナス分は補填するからなるべく早く退職届を提出するように促されるケースもあります。

フロー12:退職、引越し準備

退職届を提出してから退職するまで、引き継ぎや有給消化をしっかりとしておきましょう。また、引っ越し先に必要なものの準備をする必要があります。一度現地に足を運んで、引越し先の家を見つけに行く人もいます。場合によっては、日本から船便で家具などを事前に送る必要もあると思いますので、着実に準備していきましょう。

フロー13:出国、現地生活準備

出国する準備を終えたら、いよいよ現地へ渡航します。勤務開始の2週間ぐらい前に渡航し、ホテル暮らしをしながら現地で住むための家を探すケース、ホテル暮らしで勤務を開始しながら家を探すケース、渡航前から家を決めておくケースと3パターンあります。ここについても、筆者も苦い体験があるので、詳しくは後ほど取り上げることにします。

フロー14:転職先での勤務開始

さぁ、いよいよ転職先での勤務開始です。新たな環境・職場で、新たな人とたちと未来を切り開いていきましょう!外資系企業で働く場合、仮採用期間で無能だと見做されると容赦なく解雇されるケースもあるので、決して浮かれることなく、真面目にコツコツと働きましょう。

以上が、大まかな「日本から海外転職するまでの流れ」です。

日本国内で海外転職活動を始めてから、実際に海外で働き始めるまでにかかる期間や時間

ここでは、日本国内で転職活動を始めてから、実際に海外で働き始めるまでに要する期間や時間についてお話しします。

結論を先に言うと、3〜6ヶ月かかると思っておいてください。人によっては1年くらいかかる人もいます。

大まかなスケジュール感を以下で解説していきます。

1:履歴書・職務履歴書・英語CVの作成(1週間-3週間)

無職の人なら話は別ですが、有職者の場合、履歴書・職務経歴書・英語CVの作成には意外と時間がかかるものです。転職経験が既にある方も日本語の履歴書・職務履歴書ならすぐに書けてしまう人もいると思いますが、英語CVの書き方で苦戦する人も多い印象です。日系の海外法人で働く場合、英語のCVは多少蔑ろにしても構いませんが、外資系の日本マーケット等を担当する場合、HRは英語ネイティブのことがほとんどなので、しっかりと見栄えがよい英語CVを作成することを意識してください。添削を希望される方は、こちらよりご相談ください。

2:転職エージェントへの登録・求人待ち(3日-2週間)

転職エージェントには日々たくさんのレジュメが新規提出されるので、あなたのレジュメが担当者に見られるのには多少時間がかかります。また、皆さんに求人を紹介するには、レジュメの精査が必要です。転職を希望している国によって求人数も違いますので、求人が少ない国では全然求人を紹介してもらえないこともあります。提出から2週間経っても全然求人を紹介してもらえないなら、他の方法で探すことを検討しなければいけません。

3:応募・面接・内定(1週間-3ヶ月)

応募から面接、内定までの時間は本当に企業によってバラバラです。また、企業側がどれだけ急いで採用をしているのかによってもスピードが大きく変わります。一般的に、早ければ1週間、長ければ数ヶ月で決着が着きます。

4:現職の退社(1ヶ月-2ヶ月)

皆さんは現在働いている会社のNotice Period(退職通知期間)をご存じでしょうか?知らない方は、すぐに確認するようにしましょう。日系企業で働いている場合、短期間で辞めさせてくれるという話はあまり耳にしません。Notice Periodについては1ヶ月から2ヶ月程度の企業が多いです。

5:VISA取得•渡航準備 (2週間-1ヶ月)

渡航準備に必要な時間は、皆さんがどれだけゆっくりしたいかにもよりますが、転職先の企業を待たせ過ぎてもあまり好印象ではありません。VISAの取得に時間がかかるケースが近年は増えているので、VISAが下りたら渡航するというスタンスが最適かもしれません。

6:現地入り(1週間-1ヶ月)

この点は転職者の性格によりバラバラですが、新天地でのキャリアをスタートさせる前にある程度その国に慣れておきたいという方は早めに現地での生活をスタートさせますし、一方で勤務開始1週間前まで日本での生活をエンジョイしている方もいます。

7:新天地での勤務開始

いよいよ勤務開始で、新たな1ページのスタートです。新天地での勤務は大変なこともあると思いますが、楽しいことの方が多いはずです!頑張って下さい!

以上が、海外転職までのざっくりとしたスケジュール感です。

海外転職までに係る費用について

ここでは、海外転職の際に必要なコストについてお話しします。考慮すべきコストは以下の通りです。

コスト1:航空券代

航空券代は転職先との交渉次第で企業側が負担してくれることもあるので、積極的に交渉してみましょう。筆者も10万円弱の航空券代を転職先に負担してもらいました。

コスト2:家を見つけるまでの現地のホテル代

渡航前から住む家が確定している人は関係ありませんが、そうでない方はとりあえず1週間から2週間ほどのホテルステイをして、家を探すのが一般的です。

コスト3:初任給までの生活費

初任給の前借りに応じてくれる親切な企業もたまにありますが、一般的には自分で初任給までの生活費を用意しておく必要があります。新天地ということもあり、思った以上に出費がかさみますので、金銭管理はしっかりとしておきましょう。

コスト4:家を見つけた場合の家賃(2ヶ月分)

働く国にもよりますが、基本的には契約時に当月と翌月計2ヶ月分の家賃を支払います。皆さんの生活レベルによっては、意外と費用がかさむので注意しましょう。

他にも細かくあげればキリがないのでこの辺にしておきますが、国やポジション次第で、ざっくりと計30万円-200万円ほどは持ち合わせておくと良いでしょう。

※あくまでも単身での転職を想定した話です。

意外と知らない転職の裏事情

ここでは転職者の多くが知らない、転職の裏事情を一つだけ紹介します。
※他の転職裏事情については、別記事を作成予定です。

転職者の中には「ボーナスが支給されるまで待ってください」と企業に交渉する方も非常に多くいますし、それが一般的な転職タイミングだと認識されています。

しかし、転職者の方に是非知っておいてもらいたいのが、現職でもらう予定のボーナス分を転職先企業が補填してくれるケースがあるということです。

なので、ボーナスが出るまでは転職できないという発想はやめて、一度転職エージェントに企業側にボーナス分を補填してもらえないか確認してもらうようにしましょう。急ぎで採用活動をしているような場合には、そのようなリクエストは特に通りやすくなります。

駐在員の海外現地採用(海外転職組)に対するマウント問題

海外で仕事をした経験がある方ならお分かりになると思いますが、海外転職の現地採用組にとって1番嫌な気持ちにさせられる可能性があるのが、駐在員絡みの話です。この点についてはまた別記事で詳しく説明する予定ですが、若手の現地採用の場合、駐在員にデリカシーの欠片もないことをたくさん言われ病んでしまう方や、せっかく海外に出たのに日頃から窮屈な思いをしている方は大勢います。
正直なところ、そんな人たちは無視しておけば良いだけの話ですが、自分の目的や夢をしっかりと持ってない方は悪影響を受ける可能性があります。

*決して駐在員が皆マウントを取ると言っている訳ではないことをご了承ください。

求人が転職エージェントから全然送られて来ない時の対処法

ここでは、転職エージェントにレジュメ(履歴書、職務経歴書、英語CV)を提出後求人が全然紹介されない時の対処法を紹介します。

対処法1:転職エージェントに積極的にメールする

このやり方は、日頃から多くの転職希望者の相手をしなければいけない転職エージェントからすると厄介な転職希望者だなと思われるでしょうが、しっかりとしたリクルーターであれば「只今ご紹介できそうな求人案件を探し中です」などと連絡をくれます。ただ、そこで引き下がらず「どのポイントがネックになっていて求人案件がないんですか?給与ですか?年齢ですか?経験ですか?それともマーケットの問題ですか?」と聞くようにしましょう。そうすることで、リクルーターもある程度本音を話してくれるようになることも多いです。(だって、しつこく何度も連絡してこられるのは正直面倒ですから)
転職エージェントに積極的にメールすることで、求人を一生懸命探してもらい求人を見つけてもらえる可能性もありますし、紹介が難しいなら難しいと言ってくれます。

対処法2:他の転職エージェントに登録する

筆者も海外転職時には計5の転職エージェント(海外での国内転職は計10の転職エージェント)を使いましたが、エージェントによって扱っている求人数は本当にバラバラなので、最低でも3社は登録しておき、それでも求人を紹介してもらえない場合は、他の転職エージェントにも追加で登録してみるようにしましょう。

対処法3:世界で大人気の転職プラットフォームLinkedInを活用しよう

日本ではあまり浸透していませんが、世界的に効率よく転職を行うことができるのがLinkedInというSNSです。筆者がシンガポールでリクルーターをしていた際は、実際にLinkedInで見つけた転職希望者を採用してもらうことが1番多かったです。使い方については別記事で紹介しますが、まずはアプリをダウンロードしてプロフィールを埋めておくと良いでしょう。

対処法4:知人のツテでReferralを活用しよう

コロナの流行で売り上げが大きく落ち込む企業が多い中、経費削減対象の一つとなったのが採用費です。そうした背景から、企業はより一層Referral(リファーラル)採用に力を入れるようになっています。これはある程度の人脈を持っていないと難しいですが、今はネット上で誰とでも繋がれる時代なので、上記で紹介したLinkedInのようなプラットフォームで、働きたい企業で働いている人と繋がり、その人経由で応募する手法は効果的なやり方の一つです。

対処法 5 希望する企業に直接応募する

企業の採用コストが削減されている中、直接応募に注力している企業もどんどん増えています。「この企業で働きたい!」という意志がない場合、どこの企業に応募したら良いのかなかなか定まらないかもしれませんが、企業に直接応募するのも効果的な場合があります。直接応募のメリットやデメリットについて別記事で紹介します。

海外転職において現地ローカルの転職エージェントを使う際の注意点

その国の現地の人材紹介会社(転職エージェント)を見つけて、そこから求人を紹介してもらえば?と思う方もいらっしゃると思います。その考えは確かに良い発想で、日本語を使わず英語や中国語だけが必要な求人に応募する場合は、効果的な場合があります。しかし、注意しなければならないのが、現地の小さな転職エージェントであればあるほど、転職成功報酬として1ヶ月分の給与相当(聞いた話だと最大3ヶ月分)を転職者自身が支払わなければいけないケースがあります。
なので、現地の小さな転職エージェントに頼る場合には、費用を必ず事前に確認するようにしてください。

海外現地採用がおすすめする海外転職エージェントの選び方と求人が多い転職エージェント

ここからは、筆者がおすすめする転職エージェントの選び方と求人が多い転職エージェントを紹介します。

海外転職エージェントの選び方〜海外の日系企業に転職する場合〜

海外の日系企業に転職する場合、日本の大手人材紹介会社で海外拠点のある海外転職エージェントを使うのがおすすめです。

その理由は、海外の日系企業(もくは日本の海外現地法人)の場合、採用の裁量を握っているのは現地法人の社長(Managing Director)だからです。この場合、社長は40〜55歳ぐらいの日本人であることが多く、日本の本社がお付き合いのある日系人材紹介会社を使うように言われているところも少なくないからです。彼ら自身も、日系の大手の海外支店となると安心するというのもあるでしょう。

なので、海外の日系企業に転職する場合は、日本の大手人材紹介会社を経由して、海外拠点に繋いでもらう、もしくは自ら大手人材紹介会社の海外拠点の連絡先や登録先を入手して連絡する必要があります。

求人が多いおすすめの海外転職エージェント5選〜海外の日系企業に転職する場合〜

ここでは、求人が多いおすすめの海外転職エージェント5社紹介します。

おすすめの海外転職エージェント①:JAC (ジェー・エー・シー)

JAC Recruitment Group、通称JACは、2022年3月時点で、日本、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、香港特別行政区、韓国、ベトナム、インド、英国、ドイツで転職支援サービスを提供しています。JACには筆者の友人も多く在籍しているのですが、丁寧且つ優秀なリクルーターが多いです。周りの現地採用からの評判や駐在員からの評判も高いです!

おすすめの海外転職エージェント②:リクルートエージェント

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おすすめの海外転職エージェント③:doda

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おすすめの海外転職エージェント④:doda

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おすすめの海外転職エージェント⑤:Pasona

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海外転職エージェントの選び方〜海外の外資系やローカル企業に転職する場合〜

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求人が多いおすすめの海外転職エージェント5選〜海外の外資系やローカル企業に転職する場合〜

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おすすめの海外転職エージェント①:HAYS

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おすすめの海外転職エージェント②:Robert Walters

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おすすめの海外転職エージェント③:Michael Page

Coming Soon

おすすめの海外転職エージェント④:Adeco

Coming Soon

おすすめの海外転職エージェント⑤:Landstad

Coming Soon

さいごに

ここまで、海外転職経験のある現地採用が、海外転職の際に実際利用して良かった求人が豊富でおすすめの海外転職エージェントを紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事が少しでも皆さんの役に立っていると幸いです。
シンガポールに転職された方がいれば、是非お会いできれば幸いです。