今回は、外国人の中でも話題で、QOLを上げるための必須イベントになりつつある、滝行(たきぎょう)について紹介します!滝行とはそもそも何なのか?、滝行の目的や魅力、手順、費用についても紹介します。
滝行 (たきぎょう)とは?
滝行とは、激しく流れ落ちる滝に打たれることで自分自身と向き合い、強い精神力を養う修行の一種です。滝行では、実際に滝行を経験した人にしか味わえない特別な感覚を覚えることができると言われています。
滝行の目的とは?
滝行は本来、本格的な修行に入る前の清めの儀式として行われていましたが、現在では一般人が気軽に参加できるようになりました。滝行を行う人の目的は、主に以下の通りです。
■身を清めて、新たなスタートを切りたい。
■ストレスを解消したい。
■心身を鍛えたい。
■自然と一体化する経験がしたい。
■自分を見つめ直したい。
滝行の目的は人それぞれですが、「心身を整える」というのが滝行最大の目的となっています。
滝行のやり方・手順
神道・仏教、宗派を問わず滝行は行われているため、滝行の手順には宗派やお寺ごとに違いがあります。今回紹介するのは、「九頭龍の滝」(真言宗 円泉寺)での滝行のやり方・手順です。
- まず、九頭龍神社に参拝に行きます。ここで導師に祝詞をあげてもらいます。
- ふんどしに着替えハチマキを巻き、九頭龍の滝に移動します。
- 滝に着いたら、準備運動として船を漕ぐような動作を20回行い体を温めます。滝行はかつて「死」を意味していたので、三途の川を渡っていることを表現するために船を漕ぐ動作をします。
- 滝には三度入ります。滝には結界が張られていると考えられているので、入る前には、二本指で結界を切ります。一度目は水に慣れるためで、「祓いたまえ、清めたまえ」と3回自分で唱えます。滝から出る際には、結界を戻します。
- 二度目は罪汚れ、重いものを洗い流して清めるもので、導師に般若心経を読み上げてもらいます。(約二分あるので、かなり辛いです、、、)
- 三度目は、清められた体にお恵みをいただけるようお願い事をします。
- 最後に滝に向かって礼をし、終わりです。
余談ですが、YouTuberのカジサックが九頭龍の滝で滝行をしている動画があるので参考までに是非ご覧ください。(この動画では、三度目の滝行は行っていませんでした)
滝行の魅力とは?
滝行の魅力は何より「無」になれる!!その一言に尽きます。時期にもよりますが、例えば冬場の滝行では、滝の勢いはそこまで強くないものの、目を瞑って滝に打たれている時に、死を意識したり「無」の状態になることができます。
サウナ好きなら滝行も好き?
近年は空前のサウナブームで、サウナで「整う」人がたくさんいますが、滝行では、サウナでの「整う」状態の更に向こう側に行く感覚が味わえます。
実際、滝行の現場にいた人たちにヒアリングをしてみたところ、サウナ好きも滝行も好きという方々がほとんどでした。
滝行の費用(値段)は?
場所にもよりますが、滝行にかかる費用は3,000円〜7,000円が相場です。
今回取り上げた九頭龍の滝では、5,000円(2022年2月14日時点)で滝行を楽しむことができます。
滝行の持ち物
滝行に行く際、何を持っていけばよいのだろう?と心配される方かも多いと思いますが、一般的にはふんどしとハチマキは貸し出しがあります。
別途、バスタオルと川に入っても脱げにくいサンダル、濡れても大丈夫な防寒具などは自分で用意する必要があります。
終わりに
ここまで、滝行の目的から魅力まで簡単に紹介してきましたがいかがでしたか?
日頃の生活にうんざりして、ストレスが溜まっている方は是非行ってみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでも皆さんの役に立っていると幸いです。